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本稿では室町時代の室町時代の文献である『古本能狂言集』、『天草本伊曽保物語』、『天草本平家物語』に現れた「お∼ある」の待遇価値を分析した。分析の方法としては、「お∼ある」と呼応する人称代名詞や述語等を調べ、その呼応語の待遇価値から「お∼ある」の待遇価値の推察する方法を取った。 本稿の考察結果、『古本能狂言集』、『天草本伊曽保物語』、『天草本平家物語』に現れている「お∼ある」の待遇価値は次のように纏められる。 まず、『古本能狂言集』の「お∼ある」はずべて第一段階の待遇価値を表わしていた。 次に『天草本伊曽保物語』、『天草本平家物語』の「お∼ある」は『古本能狂言集』とは異なって、第一段階の待遇価値だけではなく、第二段階の待遇価値も表わしていた。 それから『天草本伊曽保物語』では「お∼やる」表現が見られ、その表現はすべて第二段階の待遇価値を表わした。
In this paper, I have analyzed the honorific value of the expression of “o∼aru” in the Muromachi period. In order to analyze the correct honorific value of “o∼aru”, I investigate the corresponding personal pronouns and verds. From the honorific value of the corresponding personal pronouns and verds, I took the approach of estimating the honorific value of “o∼aru”. As a result of this study, I can summarize the honorific value of “o∼aru” shown in the “Noh Kyogen collection”, “イソップstory”, “heikestory”. First, “o∼aru” of “Noh Kyogen collection” represents honorific value of the first stage. Secondly, “o∼aru” of “イソップstory” and “heikestory” are different from the “イソップstory” on the honorific value. “o∼aru” of “イソップstory” and “heikestory” represent not only the honorific value of the first stage but also the honorific value of the second stage. Third, the expression “o∼yaru” is shown in “イソップstory” and all of these express the honorific value of the second stage.
무로마치(室町)시대 문헌에 나타난 「お∼ある」 표현의 대우가치분석이 본고의 연구 목적이다. 「お∼ある」의 정확한 대우가치 분석을 위해서, 호응하는 인칭대명사와 술어 등을 조사하여 이들 호응어의 대우가치로부터 「お∼ある」의 대우가치를 추정해내는 방식을 취하였다. 고찰 결과, 『古本能狂言集』、『天草本伊曽保物語』、『天草本平家物語』에 나타난 「お∼ある」의 대우가치는 다음과 같이 정리할 수 있다. 첫째, 『古本能狂言集』의 「お∼ある」는 제1단계의 대우가치를 나타낸다. 둘째, 『天草本伊曽保物語』, 『天草本平家物語』의 「お∼ある」는 『古本能狂言集』과는 달리, 제1단계의 대우가치뿐만 아니라 제2단계의 대우가치도 나타내고 있다. 셋째, 『天草本伊曽保物語』에서는 「お∼やる」 표현이 보이며, 이 표현은 모두 제2단계의 대우가치를 나타낸다. 그러나 『古本能狂言集』과 『天草本平家物語』에서는 「お∼やる」 표현을 찾아볼 수 없다.
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o∼aru, the honorific value, 『Noh Kyogen collection』, 『イソップstory』, 『heikestory』
「오∼아루」, 대우가치, 『노･쿄겐집』, 『이솝이야기』, 『헤에케이야기』
