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宮崎駿は<風の谷のナウシカ>を初めとして、<天空の城ラピュウータ><となりのトトロ><もののけ姫>に至るまで様々な作品活 動を通して日本文化を世界に知らせてきた。その中で<ナウシカ>は人類文明の発達による自然の破壊がもたらすべき暗鬱な未来像を 描いたことで注目される。<ナウシカ>は2年後漫画として連載され、12年にわたる大作として再誕生している。漫画はアニメーションより もっと哲学的なテーマを取り扱っている。文明が招いた自然破壊の問題から始まり、帝国主義やそれによって発生される戦争の問題、 戦争の狭間で人間の倫理はどうあるべきか、生と死に直面した人間存在に関する省察などの問題を地道に詮索している。本稿では作 家宮崎駿の追求していた理想郷はどんなものであったかを考察してみた。 結果として得られたのは、宮崎駿が理想とした社会は自然に順応して生きていく循環的な世界観、他者との調和な関係を志向する 東洋的な考え方に他ならないということである。それにナウシカ達が求め続けた'ユトピア'は実は現在の人類の否定の上に成立する '計画された生態系'であり、皆がナウシカに期待していた'青き衣の仙人'神話も空しい希望に過ぎなかったということである。宮崎 は最後を"生きろ"という台詞で締めくくっているが、生命への強い肯定こそが彼の伝えたかったメッセージではないかと思われる。