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本稿は、大学における教養日本語のチームティーチング授業の事例研究の一つである金世連他(2011)のチームティーチングの授業運営に続き、現在実行されているSJP授業の学業達成度の評価方式を紹介し、その中での問題点と改善案を模索するものである。これは、先行研究の授業運営満足度分析で、評価方式に最も不満の声が高かったことを受けている。評価とは、単純に評価対象者の学習の成就度を把握するのにとどまらず、評価の主体者である教授にとって、反省材料を提供し、改善のための示唆点を提供するものであるという点で、重要な機能を持っていると思われる。しかし、大学教養の日本語教育現場での評価に関する実証的な研究は希薄である。特にチームティーチングに関連する学業成就度評価方式に関する研究はほとんどないのが実情である。従って本稿の結果は、今後、大学でのチームティーチングによる教養日本語授業に対するよりよい評価方式を具現化するため、意味あるものとなるだろうと思われる。本調査は、新羅大学で2011年度1学期に行った教養日本語SJP授業の評価方式の認識を調べるため、担当教授と学習者を中心にアンケートを行った。調査対象は、 SJP受講者の合計2263名のうち無作為に選んだ500名と、SJPを担当する全ての教授(ネイティブ及びノンネイティブ)33名で、それぞれ489名と33名の有効回答を得た。アンケートの内容は、SJP授業の学業成就度評価方式に対する(1)文法試験(CBT)と会話試験の評価方式の適合性(2)CBTの難易領域(3)会話評価の難易領域 (4)評価方式の公正性 (5)評價方式の満足度の五つから構成した。調査の結果、次の点が明らかになった。まず、CBTの問題の出題方式、問題の難易度の公平性、評価結果のデータ処理について再考する必要があるということである。現在の文法試験のCBT制度は、できるだけ公平で、不正を防止しようという趣旨の下、ランダムな形式で出題している。しかし、他の領域で同じ問題が出題されたり、コンピュータの誤作動のミスにより、試験中にやむを得ず席移動をすることになったりして、受講者の不満が後を絶たない。試験終了後に受講者自身の解答履歴を確認したいという声もあった。また、現在は評価されていない聞き取りの力を評価する必要がある。資格試験を控えた学習者にとっても、文法とは異なる聞き取りの力を高めるため、リスニングテストの導入は必須であろう。会話試験のインタビューについては、受講者からもNS教員からも統一された会話の評価基準がないので、主観的で公平さが欠けていることが分かった。本稿は、大学の教養日本語授業の評価をより有意義なものにするための試みである。今後もSJPの学業成就度評価に関して考察を続け、改善案と課題を提案していきたい。