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言語類型論的な立場から見た日本語とアラブ語の格 朴善玉・史熙萬 本稿は日本語とアラブ語の格の表現について、言語類型論的な立場から比較考察したものである。まず、格を類型的に分類してみたとき、日本語とアラブ語は両方ともに格言語であり、また対格言語に含まれるという共通点を発見することができた。 格の実現の方法による言語類型としては、日本語の場合は名詞句の標識によって格が表現されて、アラブ語の場合は名詞句の標識と交差指示という二つの方法によって格が表現された。言語の格の表わし方はまた核語表示型と依存語表示型とに分けられるが、日本語の場合は依存語表示型といえ、アラブ語の場合は核語表示型とも依存語表示型ともいえる。 最後に、言語には正統的な格表示に外れた非正統的な格表示を観察することができるが、日本語の場合は、中核成分のS, A, Oの非正統的な格表示の例が少なくなく、一文一格の原理に外れた非正統的な格表示である二重主語構文が用いられる。また格標識を二重、三重に重ねて使う非正統的標識が用いられている。一方、アラブ語には非正統的な格表示が日本語ほど多くはないが、中核成分のS, A, Oの非正統的な格表示の例を多少見ることができた。