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夏目漱石の作品の時期の中、1912年(明治45年)5月頃から1916年(大正5年)1月頃までに区分されている画賛時代を中心に漱石の画と詩について調べてみたが、大学で英文学を専攻し英国留学をした人で西洋の文化を学んでいたにもかかわらず、彼が描いた画が主に山水画をはじめ東洋の画である点に特に注意される。これは東洋の老莊思想と禪家思想、儒敎思想などと密接な関係をもっていることで、俗界を脱した自然のなかから得られる画と詩を求めたのである。画賛時代の4年間にわたって残された39首の詩は画趣をその特色にしており、自分の画に題目を付した詩として絵画的な詩が大部分である。それは画, 詩, 書の三つを備えたのを本道にする文人画で閑寂を楽しむ文人の趣味も濃いが、その中には禅道をもとにした禪の世界を表しているのもある。世間の煩悶から脱せられる一つの方法として山水画や四君子を描いたこと、また南画の風趣を感じさせることも特色として注目される。漱石は刹那に移動する自然の色を画にすることにおいて、ただの外面だけではなくその內面即ちその心を感じることができる画にしなければならないことを強調している。このように画賛時代は漱石の內面の表現として詩画作業に熱中した時期で、彼の生涯で一番幸せな時であったと直接言っている通り、そういう情趣を作品の中に表しているし、あわせて彼の人生観も示唆している。したがって漱石の画賛時代の画と詩についての考察は彼と諸作品世界を理解するひとつの方法として見逃すことができない重要な問題であると注目したいのである。