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本研究の目的は日本文化の源流としての南方系文化がどのような認識の下に研究されてきたのかについて、「伝播」と「民族移動」を尺度とし知識社会的に考察することにある。この間、日本の学界では民族学を中心として自国の民族文化に含まれる南方系文化に関する成果を積み上げてきたが、これらは南方系文化が、人の移動なしに伝播されたとする立場と民族移動の結果として伝播されたとする立場に分けられる。文化が空間的に拡散する現象には上の二つの立場からの説明が可能だが、その識別は必ずしも容易ではないため、時代の思潮や研究者の恣意的解釈が反映されることがある。そのような属性のため、南方民族との関連性を強調すべき内外の状況がある場合は伝播だけでなく民族移動まで認めるような学説が構築され、逆にそれを強調する必要がなかったり否定すべき状況がある場合は、文化の伝播は認めつつも民族移動が否定されることがある。たとえば、帝国主義を標榜した時代には南方地域を吸収․同化するという目的で南方系文化研究が推進され、伝播だけでなく民族移動まで強調された。しかし、敗戦後は過去の研究が侵略思想と認識され、伝播のみを認め民族移動は否定されることとなった。ところが、1990年代に入り、自然人類学のパラダイムの転換と連動するかのように民族移動を前提にした南方系文化研究の復活の兆しが見え始めた。今日、民族文化の起源研究をとりまき、さまざまな要件が変化しているが、過去の文化研究者がそうだったように、今日の研究者の判断から社会的․歴史的․文化的要件の影響を避けることは難しいであろう。ディアスポラをはじめとし、東南アジアとの交流の増加によって、共存のみならず自民族のアイデンティティの是正まで避けられない状況におかれているのは韓国と日本の共通の課題でもある。南方系文化への理解や共感に対する社会的要求が高まるなか、該当地域との文化系統研究が促進される可能性は排除できない。未曾有の民族移動現象を前にし、古代の民族移動現象に対する認識の再構成も要求されているわけだが、韓国の南方系文化研究もこのような脈絡の中で活性化するのではないかと思われる。