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本稿は日本の近代国民国家イメージ創出という大きな枠の中で、殊に<国民=臣民作り>プロジェクトにフォーカスを合せて『小学唱歌集』を考察した内容である。この作業のために、明治期を代表する文部省唱歌集の一つである『小学唱歌集』全集をその対象とした。それからその音楽の構造的要素の分析を行い、『小学唱歌集』の内在的メッセージを当時の音楽教育の目的及び役割として把握することによって、<臣民作り>プロジェクトに内在されている明治国家の意図性を明らかにすることにその目的を置いた。その結果を纏めると次のようである。まず、91曲の中で70曲が長調音階でその占める数値が63.7%あり、4/4拍子の曲も51曲で56%を占めている。また、リズムは固定的リズムの配列が目立ち、次第にリズムの進化を通して流動的リズムに変化するが、そのリズムの変化は明治が定めた音楽教育(唱歌)の目的のためであったと言える。要するに、明治は子どもの教育のために凛々しくて健全な心身を養い育てる肯定的メッセージの旋律である長調音階を必要とし、近代明治の規格に当て嵌る国民を作り出す拍子として、規律化された社会の中での身体的コントロールのための近代的リズムとして、このような音楽的編成を必要としたと考えられる。