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本稿では韓国語母語話者と日本語母語話者の異文化間電話会話における割り込み発話を対象とし、使用頻度、機能、発話構造の観点からその使用様相を示した。結果は次の通りである。(1)割り込み発話は異文化間電話会話においておよそ10%の割合で発生しており、日本語母語話者が韓国語母語話者より割り込み発話を若干多く使用されていることが判明した。(2)異文化間電話会話における割り込み発話は会話の秩序に違反した意図的な行為とみるよりは、より円滑に会話を進めるための手段及び会話を秩序づけるための手段として使用されていることが判明した。(3)割り込み発話構造は「実質的発話」のみで構成されている場合と「相づち的発話+実質的発話」構造で構成される場合があった。相づち的発話の言語形式は割り込み発話を始める準備段階としての役割を果たし、例えば「あ」「うん」「はい」「そう」のようなものである。特に「談話中断」の割り込み発話は韓日共通して実質的発話だけで構成されているものが多いことが特徴的であるが、その原因の一つとして、音声のみを手がかりにしている電話会話ならではの非対面状況が挙げられ、ターン違いによって結果的に割り込み発話が引き起こされたことが考えられる。今後は韓国語母語話者同士・日本語母語話者同士の会話における割り込み発話の使用様相を明らかにすることを課題としたい。