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本稿では、日本語と韓国語の自然発話データを用いて、日本語母語話者と韓国語母語話者の談 話にみられる相づちと重なりについての日韓対照研究を行なう。具体的には、日本語母語話者と韓国語母語話者が母語と外国語、即ち、日本語及び韓国語を用いて、同一文化内または異文化間接触における3種類の自然発話データ、つまり、グループディスカッション、1対1の対話、電話会話を収集し、相づちと重なりの頻度、重なりに占める相づちの割合、重なりによる話者交替の割合について定量的分析を試みる。分析の結果、話者交替と関連がある相づちと重なりの傾向は、以下のとおりである。第一に、相づちと重なりの頻度については、日本語母語話者は母語である日本語の発話と外国語である韓国語による発話、そして3種類の発話データのいずれにおいても韓国語母語話者に比べて頻度が高いことが分かった。第二に、重なりに占める相づちの割合は、同文化内․異文化間、使用言語、母語の違いを問わず、いずれの場合においても全体のおよそ6割以上を占めている。また、重なりによる話者交替の割合は、同文化内․異文化間、談話の種類を問わず、グループディスカッションにおいて低く、1対1の対話や電話会話で頻度が高いことが明らかになった。以上のことから、日本語と韓国語の談話に見られる相づちと重なりは関連が深いことが推察される。