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小論は、洪秀全の宗教体験とその思想をシャーマニズムの側面から考察したものである。とりわけハンバーグ(TheodoreHamberg)の『洪秀全の幻想』に見られる洪秀全の体験とロバーツ(I. J. Roberts)が伝える洪秀全の体験を互いに比較し、元々の事実にどちらの方がより近いだろうかという問題を検討した。そして洪秀全の予言者的な性格とその限界に対して、さらに原道系列の詩文に見られる悪霊の統御的な思想に対しても考察を行なった。小論の考察を通じて得られた結論は、以下のとおりである。 一、ハンバーグの記録に見られる洪秀全の体験は、シャーマニズムの側面から見れば、脱魂型のトランス体験に類似する。ところが、ロバーツがアメリカにいる友だちに送った手紙の中には、洪秀全の宗教体験が、憑依型の体験として紹介されている。とりわけそれは憑感型のトランス体験に類似したものである。 二、ロバーツが紹介する憑感型の体験に、天界への旅の物語が追加され、ハンバーグの脱魂型の体験が形成されたと見る見解は、資料の提示や論理の展開において、多分に無理のあるものと思われる。そのうえ、ロバーツの記録は、あくまで二次的な資料であり、洪秀全本人の宗教体験の記録は、みなハンバーグが伝える体験に類似る。なお、ロバーツの体験記録は、ハンバーグの記録とは違って、非常に単純であり、断片的である。そして、他の多くの記録は、ハンバーグの記録と同様に、脱魂型の体験を含めている。従って、洪秀全の体験は、ハンバーグが伝える体験内容がロバーツのものより、事実により近いだろうと判断される。 三、洪秀全は、自ら予言者であると自称したり、予言を語ったりしていた。それゆえに、ある社会の中で予言者の役割を果たすシャーマンは憑感型のシャーマンが多い、という学説に従って判断すれば洪秀全は、憑感型の体験をしていた可能性もある。しかし彼の予言は、彼の思想全体または行為全体において、あまり中心的な役割は果たしていなかった。洪秀全は、基本的には脱魂の体験に基づく、悪霊の統御者としての傾向が強い人であった。 四、「原道救世歌」と「原道醒世訓」そして「原道覚世訓」は、基本的に悪霊を統御する思想が背景になって執筆された文章である。一番最後に執筆された「原道覚世訓」で、洪秀全は、妖魔や閻羅妖の概念を提示し、これらを撃滅せよと訴えていた。もちろん、前の二つの文章にも、悪霊統御の観念がないわけではない。「原道救世歌」の道徳主義的な観念や「原道醒世訓」の平和主義的な思想も、結局は社会全体を安全に保護しようとした、悪霊の統御の観念から出された思想であったと言える。


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洪秀全, 洪仁玕, 宗敎體驗, 脫魂, 憑依, Roberts, Shamanism