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本研究は第二言語学習者に見られる「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」の使用傾向を学習教材(=教科書)と比較し、学習教材と学習者の言語運用との関連性について追究することを目的とした。その結果は下記のようにまとめられる。 (1)日本語教科書で「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」の出現は概ね「そうだ」→「ようだ」→「らしい」→「みたいだ」の順で提示されていた。「そうだ」の使用が最も早く、「みたいだ」はその使用も少なく、扱われていない教科書もあった。(2)日本語教科書では、品詞との接続によって「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」の形式間の区別を図ろうとする工夫が見られた。(3)日本語教科書では、「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」がどこに位置するのかによって形式間の区別を図ろうとする工夫が見られた。(4)日本語教科書では、特定の表現(「まるで」「今すぐ」などの副詞)、特定の場面、特定の文などを提示することで「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」の形式間の区別を図ろうとする工夫が見られた。 結論的に、日本語教科書では、「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」の形式間の使い分けを手助けするために、①品詞による使い分け、②文法形式が置かれる位置による使い分け、③特定の場面、特定の表現の使用といった方法を使い、「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」を提示していること、④意味が類似している文法項目の習得は、形式的な特徴から意味的に区別させようとする工夫がされていることが分かった。更に、その結果を崔(2013b,c)の研究と比較した結果、学習者が「ようだ․みたいだ․らしい․そうだ」を習得する際に形成される中間言語には、学習教材である日本語教科書が影響している可能性が高いことが分かった。