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第二言語習得のために大量のインプットを手にいれる環境の一つとして、ドラマ․アニメーションをはじめとしたメディア視聴があげられるが、教室内での授業ではインプットの量に限りがある。そのため本論文では教室外の教師不在の環境で学習者が効果的に大量のインプットを手にいれる方法として視聴中の書き取りを提案し、実験を行った。書き取りはSchmidtの気づき理論でいわれる意識的な選択的注意を促し気づきを促進し、多くのインプットをインテイクするために役立つと考えた。視聴中に行う1分間のセリフの書き取りの効果を調べる実験を韓国内の日本語塾に通う中高生14人を対象に1ヶ月間行ったところ、視聴だけ行った群よりも視聴中に書き取りを行った群の方が聴解、読解、発話のテストにおいて効果が認められた。これは書き取りが意識的な選択的注意を促しインプット、インテイクを促進したことが考えられる。また、視聴だけ行った群も比較群より効果があった。視聴群、視聴書き取り群は実験前に行った聴解、読解、発話のテストを多少意識していたことがアンケートで確認されたが、そのため、視聴時に選択的注意が働き、情報のインプット、インテイクが促進されたことが推測される。そしてメディア視聴、書き取りによる効果が聴解、読解、発話全てにおいて見られたということは4技能の相関性が第二言語習得においても見られたということになるが、その理由として大量のインプットを手にいれることのできるメディア視聴が第一言語習得の環境に近いことを挙げる。以上のことから、メディア視聴、書き取りは日本語習得に効果的であることが確認できた。