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本論では、韓国で編集・出版された総合日本語教材の中で、初版年度2000年1月から2008年12月までの「中等教育用日本語教材」(19冊)と「一般成人用日本語教材」(45冊)を対象として取り上げ、それらに記載されている「前置き表現」について分析を行った。また、各教材に掲載されている「前置き表現」の使用実態とその問題点を明らかにし、教材への提案を行った。教材の問題点は次の4点である。①表現行為における「場」および「人間関係」の不明。②日本語母語話者の意識と一致していない「前置き表現」機能の使用。③あまり適切ではない場面の設定。④対象教材に記載されている「前置き表現」は全般的に後期部分。そこで、筆者はこれら教材について、日本語母語話者の言語習慣に考慮した適切な「前置き表現」習得のための教材改善案として、次の4点を提示した。①場面(「場」+「人間関係」)への提案⇒教材に登場する登場人物の紹介と同時に、人間関係を明確に設定する。②「前置き表現」機能の教材への提示③談話レベルによる会話の用例への提案④提出順序への提案⇒初級前期から「前置き表現」を用いて、「前置き表現」機能について明示する。