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韓国人日本語学習者の特殊拍の知覚と生成に現れる問題点は以前から数多く指摘されてきたが、実際に現場で活用できる指導法に関する研究は少ない。本研究はこの問題状況を基点とし、韓国人日本語学習者の初級と中級各10名を対象として促音の生成に見られる特徴と誤りの傾向を調べた。さらに、音声指導法の効果を検証することを目的として、金・尾崎(1999)『韓国人のための発音クリニック』で提案している韓国語の音韻体系を応用した指導法を利用した指導法による指導と練習の効果を検討するために実験を行い、以下のことが明らかとなった。 促音の持続時間の長さを初級・中級学習者と日本語母語話者を比べると、中級の場合は日本語母語話者の持続時間により近づいているが、初級・中級共に後続子音環境全体において日本語母語話者より持続時間が短い傾向が強かった。韓国語の音韻体系を応用した指導法による指導と練習後の発音テスト結果は、学習者により多少違いはあるが、初級・中級両方とも促音の持続時間が日本語母語話者の持続時間に近接しており、効果が確認できた。しかし、後続子音環境によって韓国人日本語学習者の持続時間が日本語母語話者より長くなる特徴が現れた。韓国語の音韻体系を応用した指導法の長所は韓国語を応用しているので韓国人学習者に理解面で速いと思われるが、その長所が逆に短所になる可能性がある。日本語と韓国語は似ているが、実際に音韻体系は違うということをまず、講師が意識して学習者の母語の音韻体系を理解した上で両言語の相違点を学習者に意識させることが重要であると思われる。