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「戦の罪」は『陣中詩篇』から始った未醒の反戦意識と文学精神の展開を総体的に理解するために深く研究されるべきである作品と考えられる。しかし、この作品は西田勝が『陣中詩篇』を見つけ出し、紹介する過程で短く言及したことを除いたら研究者達に取り上げられないほど忘れられていた。したがって、本稿では「戦の罪」の誕生の背景及び作品に表れている反戦意識と詩的特性、作品の反戦文学としての意義などを考察することによって、これまで『陣中詩篇』を通してのみ部分的に知られてきた未醒の反戦文学思想をもっと深く理解し、明治期の反戦的詩作品の中で「戦の罪」が占めている反戦文学的意義と位相を明らかにしようとした。 研究の結果、明らかにされた意味のある内容を要約すると次のようである。第一、「戦の罪」は満州従軍体験以後未醒の心に消されなかった戦死者逹の「幻影」と彼らの「恨み」の声、彼らの周りの人々は勿論戦地の無辜の住民の苦痛と犠牲、そして次第に深まる戦争に対しての批判的省察と、「髑髏塔の筆者」以後次第に高まる反戦芸術家としての戦争に対する対決意識、反戦芸術の原理と批判的機能についての深化された省察などが未醒の創造的自我の溶鉱炉の中で溶け込み互いに融合しながら誕生したということである。第二、「戦の罪」は現実と超現実を行き来する将軍と詩人との対立という詩的ストーリーを中心に数多い詩的語り手が登場しつつ、個人と家庭は勿論、社会と文明など多様な次元での戦争の弊害を総体的に批判した作品として『陣中詩篇』以後一層深化された未醒の反戦意識を反映するということである。とりわけ残酷な戦争の場面と戦死者達の姿に対しての写実的な描写や、戦地の兵士達の苦痛と戦地の住民の犠牲に対する深い同情と理解は未醒の戦地体験を通して可能だったこととして、こういった点によって「戦の罪」は同時期の他の詩人の反戦的詩篇には見当らないリアリティーと詩的響きを得るようになる。そればかりでなく「戦の罪」は高い水準の芸術性を維持しながら未醒の深化された反戦意識を形象化しているという点においても未醒だけの独特な詩的特性を示している。第三、「戦の罪」は未醒の様々な戦地体験と内面化された反戦意識、反戦芸術家としての正体性の確立を基にした独特な芸術的形象化の過程が合わされて生まれた「大作」として、芸術性と反戦意識の面で『陣中詩篇』より一歩進んだ作品として理解され、日露戦争期の未醒の芸術活動と反戦的文学思想を代表する作品として評価される。また「戦の罪」は、反戦意識の形成の過程や反戦意識の内容及びその芸術的形象化の様相と密度などを考えると、当時反戦的詩篇を発表した与謝野晶子、内海信之、大塚甲山、中里介山等の作品とは区別される未醒だけの独特の特性を持つことになるのは勿論、日露戦争期の代表的な反戦詩篇であると判断される。