초록 열기/닫기 버튼


韓国語ではごく自然な敬語の使い方である重層敬語が現代の日本語の敬語の使い方としては一般的に誤用と言われるほど制限的である。しかし時代を遡れば日本語にも重層敬語は使われていた。 日本語の敬語は上代には敬意を表すべき対象は神や天皇であり、動作主と動作の受け手の関係はあまり問題にならず重層敬語の例は現れない。中古は作者が動作主と動作の受け手の上下関係を考慮すると同時に自分の敬意も含めて物語を作っている特徴を見せる面もあり重層敬語は頻繁に行われていた。中世の資料平家物語の敬語の使い方は中古の作品に使われてい中世末の資料である天草本平家物語には「申し上げらる」のように謙譲+尊敬の重層敬語が使われている。中世末から近世にかけての日本資料である狂言では話者の太郎冠者は上位者である大名のことを尊敬語で待遇し絶対敬語の面を見せている。しかし、聞手を動作主とし、話題の人物を動作の受け手とした場合、「仰せ上げられー」のように尊敬+謙譲+尊敬という重層敬語の形をとっている例もあるが、尊敬語「おおせられい」のように聞手のみを崇める相対敬語の面が強くなっている。同じ時期の資料と見られる『捷解新語』の原刊本には話者が自分側の上位者のことを話題にする場合、尊敬語を使って崇めており絶対敬語の面を見せている。一方聞手を動作主とし話題の人物を受け手とした場合は動作主と話題の人物の両方を崇める重層敬語が使われているが、相対敬語の面も見られる。 なお、会話体の外国資料であるキリシタン資料(天草版平家物語)と『捷解新語』には日本人による資料よりも重層敬語がはっきり現れている点は興味深い。これは話題の人物に対する著者や語り手の敬意が介入して当時の一つの現象である相対敬語の傾向が軽視されたのか、あるいは実際の会話ではよく使われていたが文章体的な日本資料には反映されてなかった重層敬語が口語体の資料には反映されたのか判断し難い。 日本語の重層敬語は動作主と動作の受け手との上下関係により現れる絶対敬語としての一面を見せるものであるが、時代の流れとともに衰退していくのは話題の人物よりも聞手への配慮が優先する相対敬語としての傾向が強くなっていくにつれて起る現象だと言えよう。


키워드열기/닫기 버튼

日本語の敬語, 重層敬語, 相對敬語, 絶對敬語, 二方面敬語