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本稿は、『古事記』・『日本書紀』・『狭衣物語』など、上代のテキストから平安物語までを中心に、アマテラスがそれぞれのテキストの中にどのように描写されているか、その神格の役割と位置とはどのようなものか、というアマテラスの変貌の様相について考察してみたものである。『古事記』 上巻においてアマテラスは大御神としての最高神として登場していたが、『日本書紀』 においては日神(ヒルメの神)としてその神格を現していた。天の岩戸の物語においてもアマテラスは、『古事記』 の中では天地の世界を貫く秩序原理として描かれているのに対して、『日本書紀』 の中では祟神としてのイメージを現していた。また、天孫降臨においてアマテラスは、『古事記』 だけに皇祖神としての神威を現していたが、神武天皇の東征においては、『日本書紀』 にも 「日神」 とともに 「皇祖天照大神」 として描写されており、神武天皇においてアマテラスは 「日神」 と 「皇祖神」 の二重神格として認識していたことが分かる。このように記紀神話において、大御神・太陽の女神・祟神・皇祖神として変貌を遂げたアマテラスは、平安物語である 『狭衣物語』 においては、全て皇位及びその継承に関わっており、皇祖神として機能することによって、新帝即位による新しい秩序を正統化させているのである。