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本研究では中途終了型発話の使用様相を考察することに当たって、自然会話のそれと比較を行った。その結果、特に自然会話は中途終了型発話の文末に来る品詞の種類,あるいは会話相手の年齢、会話参加者同士の親疎関係によって談話内で果たす機能に違いを見せた。しかし,高校の教科書における中途終了型発話はこのような自然会話での特徴を充分に反映していないことが現状である。まず、自然会話においては非常に高い頻度で中途終了型発話が使われているが、教科書の会話ではこのような特徴が充分に表われていない。勿論,考察資料の中で『日本語Ⅱ』の二冊を除くと全てが初級段階の教科書という点を鑑みると、学習者が理解しやすい定型的な文の形式を提示するのが無難なゆえんであろう。しかし、実際の日常会話により近い表現の習得という観点からみると、初級段階から本文とともに提示される会話例などを通じてこのようなパターンの発話に自然に接する機会を与えるのも望ましいと考えられる。また,自然会話と教科書ともにもっとも高い使用頻度を見せた接続助詞型についても学習者により具体的な解説と練習機会を与えなければならないと思われる。中途終了型発話で使われる接続助詞は「口調緩和」のための終助詞の機能を果たしている。したがって, これら接続助詞を取り入れる際は接続助詞としての特徴または韓国語の対訳だけではなく、このような終助詞としての機能もともに提示することで習得と同時に自然な運用へとスムーズに繋げられるようにするのも効果的であろう。最後に、本研究で分類した自然会話における中途終了型発話は、助詞型、名詞型, 副詞型など多様な形式で使われているのに対し、教科書では断る場面で使う「~は ちょっと」のようにいくつかの典型的な例文が繰り返されている。繰り返しにより、学習効果がアップできるという側面も認められるが、繰り返しから生じる退屈さが学習効果を低下する恐れもあるため、なるべく様々な場面の提示とそれに応じた表現運用の例を教科書に取り入れることで現在の単調な用例構成から生じる問題点を解決できると考えられる。