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対称代名詞「オマエ」「コナタ」「ソナタ」「ワゴリヨ」を中心にして、鷺傳右衛門派における狂言詞章の変遷について考察した。 待遇表現の観点から鷺傳右衛門派における狂言詞章の変遷を表にまとめると、下のようになる。 ① 保教本でみられた対称代名詞オマエは常磐松文庫本においてはほとんど見られなくなり、コナタの用法に含まれるようになった。② 常磐松文庫本ではソナタの用法が広がっていた。 ③ 保教本にみられたソナタ・ワゴリヨは常磐松文庫本においては同じ待遇価値を持つ語となり、その結果一つの段階にまとめられるようになっている。④ 鷺傳上衛門派における狂言詞章の変遷は、大きくみれば五段階から三段階に変化している。⑤ 他流派と同じように待遇体系が整理されるが、その内実は大きく異なる。それは、保教本にオマエが使用されていることによる。このことは鷺派における保教本の特徴であるとも考えられる。