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中‧韓‧日‧越(ベトナム)は東アジアの国として共通の文化イデオロギーを持っている。そのためそれぞれの国の文学作品は互いに影響を及ぼしながらも各国の特徴を失わず、自国の文学発展に大きな役割を果たしてきた。『剪灯新話』『金鰲新話』『伽婢子』『伝奇漫録』のような作品はまさにこのような文学の相互影響と発展様相を如実に呈した例である。そこで、この四つの作品を比較研究の対象に定めた。本稿は上記四つの作品に収録されている、男女の恋物語を素材にした作品群を研究対象とし、その中でも現実世界の男女主人公が出会って恋をする内容構成である「男+女」の作品群についての比較を中心とした。作品を効果的に比較分析するため、先に男女主人公の出会いの様相によって恋物語に関する作品を三つの類型に分類した。一つ目は現実界作品群、二つ目は現実界から非現実界につながる作品群、三つ目は非現実界作品群である。上記分類作業に基づいて現実界の作品群について登場人物、男女の交感、そして結末構造という順で比較分析をした。まず登場人物と男女の交感において『伽婢子』は『剪灯新話』と類似しているが、『伝奇漫録』は大きな違いを見せている。また結末構造においても『剪灯新話』と『伝奇漫録』はハッピーエンディングと悲劇が混在しているが『伽婢子』はハッピーエンディング結末構造しかない。その理由は社会現実に対する著者の受容態度と大きく関わっている。それに著者の創作意図によって、作品ごとに悲劇をもたらす原因も相違であるが、『剪灯新話』はその原因として戦乱をあげている反面、『伝奇漫録』は妻に対する夫の不信と裏切りを原因に設定し、ベトナムの男性中心の社会弊害を暴き出し、批判している。