초록 열기/닫기 버튼

この論文は、日本の戦後民主主義の「精神的支柱」といわれる丸山真男の「戦後」における思想と行動を自由主義の観点から考察している。戦時下の抑圧と抵抗の経験、そこから育まれた個人と自由への自覚は丸山の思想の原点をなしていた。敗戦後, 丸山は「自己批判」の一環として日本社会とその非合理的な精神構造に関して分析し、それを乗り越えられる道を民主主義の推進に求めた。それは個人の主体性と自由に対する確たる意志に基づいていたが、彼の考える「自由」は消極的な自由概念にとどまっていた戦前の日本に対する反省から「政治への自由」という積極的な自由につながっていたのである。しかし、戦後の状況は冷戦の展開につれてむしろ民主主義を抑制する方向へ動き始めた。ここに丸山は冷戦と連動していた対外問題だった講和問題や日米安保条約の改定に積極的に発言し政治行動に出たのある。この過程における丸山の自由主義の特徴は、自由主義を政治に機械的に適用するのではなく、保守化する政治に均衡を取り戻すべく釣り合いおもりとして働かせていたことだといえる。