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本稿は韓国社会と韓国の社会運動を環境運動という観点から考察し、これから環境運動が進むべき道を探る論文である。韓国の社会運動を考察する場合、韓国の社会的特殊性の問題を注意深く扱うことが必要であり、そのことによって韓国の社会運動の本質に近づくことができ、その過程で韓国社会にはなぜ市民社会の形成が遅れたのかという問題に近づけると考えられる。 環境運動はよく新しい社会運動であると位置づけられるが、新しい社会運動自体が欧米から発生した概念であるだけに韓国社会にもその概念をそのまま適用するのは妥当であるかどうがを検討する。そして韓国の環境運動に与えられた道は何であるのかに関しても議論する。