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金子光晴は明治時代から昭和時代までかけて活躍した日本の代表的な反戦詩人である。その時期は日本を含めて世界の各国が植民地政策のための侵略や略奪の戦争の時代であった。光晴は生涯、直接․間接な戦争を経験しながら、戦争についての意識は誰よりも抵抗的であった。そのような時代的背景は彼が冷静で批判的な作家として成長していくようになった主の精神の母胎になった。彼の子供時代はけっして平凡ではなかったが、所属からはずれる彼の習性はその時代から育ってきたのとみられる。 <大正デモクラシー>時代の影響や東南アジア․ヨーロッパへの旅から得たヒューマニズムを軸にする詩精神は、彼の詩の中によく表れているが、その代表的な作品が鮫と落下傘を挙げられる。直接的で強烈な詩語を使いながら、戦争の残酷を暴露するように書いた鮫に比べ、落下傘は多様な象徴手法を利用し、作家の意識をひそかに伝えている。でも、両詩集には日本を意味するいろいろな言葉を使って祖国を責めている。そこで表現されている日本のイメージは古いもの、伝統的なものばかりというのが特徴だといえるし、それは当時の状況とは合っていないという批判もあった。<日の丸><さくら><盆栽><もののあはれ><紋>などの素材は檢閱官をごまかしやすいものであり、その底には彼の日本に対する強烈な反発や抵抗が潜んでいる。自分の不幸な子供時代を国家や社会、また時代のせいにしていた光晴として日本の伝統性と非近代性こそ、彼が小さい時から批判しつづけてきていた要素であったり、それは日本本然の存在の否定から成立されたものだと思う。ちなみに、「詩」という文学ジャンルにおいて、もっとも日本らしい言葉を取り上げて詩の劇的な効果を最大に狙っているとみられる。たとえ、自分の祖国であっても「日本」という国は戦争を起こす帝国主義にすぎなかったし、そのような固まった意識は祖国の日本や現人神の「天皇」の批判へまで至る。世を向かってずばりと言い切ってきた光晴の勇気ある詩の世界は、まだ戦争が頻繁に起っている今日、これからもっと活発に研究されるべきだと思う。