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ひとりひとりの人間が、それぞれの個性を持って存在しているように、 一つ一つの語もそれぞれの意味なり性格なりを持って存在している。二人以上の人間が集まってなんらかの社会的な関係を結び付けていくように、二つあるいは二つ以上の語がなんらかの文法的な関係を持って結び付いているのである。 本稿では、名詞と動詞の構文を中心に、結び付いたとき生じる意味関係 について述べることにする。動詞がいくつかの名詞の格を支配するという現象は、動詞のもつ意味、すなわち内容上の結合能力にもとづいている。例えば、「たべる」という動詞は、内容上の結合能力として、動作主と対象を要求し、その結果として、動作主を表す主格の名詞と対象を表す対格の名詞があらわれる。ここでは、こうした、動詞がいくつかの名詞を必要とするという性質は、動詞の結合能力とよんでもよいもので、この結合能力には、内容と形式の二つの側面が認められる。その語が名詞であれ動詞であれ、語にはそれぞれの独自の意味内容がある。そして、動詞と名詞とが結び付いたとき、統語構造上の働きをするわけであるが、実際にはそれだけではなく、互いに意味上からの役目も何らかの形で働くのではないかと考える。 ここでは、こうした日本語の動詞と名詞との結合関係を統語構造上の働 きと共に、互いの意味上からの役目を、主に動作性名詞や機能動詞を中心に、重点的に研究分析した。